はじめに

゛自閉症支援のフロントランナーとして゛

  昭和58年、「千葉県自閉症児者親の会連合会」の有志によって、施設の設置運営を目的とする「菜の花会」が結成されました。当時、菜の花会発会の新聞記事を読んだ下総町の地主さん(故・山倉喜嗣氏)から「私の土地をぜひお貸ししましょう」という連絡があり、伺うと「こんな土地でよかったら自由に使ってください」と慈愛に満ちたお言葉をいただきました。

 それから5年後、思いが結実して昭和63年5月しもふさ学園が開園しました。

                                                                      「霧晴れて光る若葉に虹の橋 囀る小鳥ふる里の山」   

                       と山倉氏が詠んだ歌の光景が、今でも広がっています。

 開園以来、菜の花会五誓にある「みなぎる開拓者の勇気」をもって、千葉県における自閉症児・者支援のフロントランナーとして走り続け、しもふさ学園・アーアンドデイだいえい・しもふさ工房・ネクスト名木小・・放課後等児童デイサービス(2ヶ所)・共同生活援助「菜の花ホームズ」(9ヶ所)、菜の花会相談支援事業所・千葉県発達障害支援センターと、全県的に事業展開を進めてきました。

 これからも変わらぬ思いで、明日を見つめて走り続けます。